古紙回収をしてリサイクルに貢献をする

リサイクルも一般的に定着してきました。これは地球温暖化が深刻化となっている昨今にクローズアップされた環境問題に起因するところが大きいのですが、深刻化するゴミ問題にもつながり、我々地球に住む人間の義務と化しています。アルミ缶やペットボトルなど、使った後の容器をリサイクルする習慣もついてきつつありますが、これと同様に大切な資源を守るためのリサイクルに古紙回収があります。紙は捨てるものといった感覚でしたが、現在は実に様々な商品が再生される紙から出来ています。ただし、再生される紙により、使用される古紙の種類が違うのです。紙には実に様々な種類があるので、有効活用には正しい分別が必要なのです。基本的な再生として、段ボールは段ボールに再生されます。雑誌類は、段ボールや絵本などに生まれ変わります。古紙回収としては一般的にされている、新聞は新聞や週刊誌、印刷用紙などに使われます。

牛乳の紙パックはトイレットペーパーやティッシュペーパーに再生されます。古紙と一口にいえど、使う紙の種類によって再生先がこれほど違うのですから、分別はきちんとすることが重要であるということが分かります。また、古紙回収する際に、混ぜると再生時に支障をきたすものがあります。それは、主に粘着物のついた封筒、防水加工された紙、カーボン紙、感熱性発泡紙、圧着はがき、印刷紙の写真、水にぬれた紙、油のついた紙、使い終わったティッシュペーパーなどです。これらが混ざっていると、紙を再生する上で重大な障害が起こるのです。また、紙についたクリップやファイルの金具なども出す時には必ずとって出すことが重要なのです。企業では印刷紙など、大量の紙を使うわけですから、再生利用にも貢献できますが、一般家庭でも、これまでゴミ箱に捨てていた紙類を再生紙として古紙回収すれば、かなりのゴミを減らせます。殆どの自治体が古紙回収に取り組んでいますが、一般家庭ではまだまだ取り組みは少ないといえます。いわゆる資源ごみの日には、缶類やペットボトル、新聞紙などが出されている光景は目にしますが、その他の古紙、お菓子の空き箱や雑誌類、印刷紙などは、目にする機会が少ないといえるでしょう。

一人一人が意識して取り組むと、紙の再利用率はあがり、資源の有効活用にもつながりますし、ゴミもかなり減ってきます。我々の住む地球が後世まで平和に続くよう、意識して取り組んでいきたいものです。